地産地消とは?フードマイレージとは?
地産地消と併せて知っておきたい、フードマイレージという言葉、少しずつですが聞かれるようになりました。これは食料自給率と食料の輸入に関わるキーワードです。
今、日本の食料自給率は先進国では最低水準、38%。つまり6割の食料を輸入に頼っているということになります。
世界中から食料を輸送することで燃料を大量に消費し、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出している、ということにつながっています。
フードマイレージとは、輸入食糧の総重量と輸送距離をかけ合わせ、食料の輸入が地球環境に与える負荷を数値化したものです。
計算方法は簡単で、環境負荷の大きさを比較するときにも便利です。
フードマイレージ
=「食料の輸送量」(トン) x「輸送距離」(キロメートル)
つまり数値が高くなればなるほど、輸送にエネルギーを費やしているということで、環境への負担も高くなっているということです。
日本は約6割を輸入に頼っています。
日本と世界のフードマイレージを比較してみると、主要6か国中、日本の数値がとびぬけて高いことがわかります。
2001年の計算では約9000億トン・キロメートルとなり、韓国やアメリカの約3倍、イギリス・ドイツの約5倍、フランスの約9倍となっています。
フードマイレージを削減するには、日常のちょっとしたことから実践できます。
普段買い物をするときに
①どこで作られているのか意識してみること
②できる限り地元の食材や製品を購入する
③地産地消を心がけているお店を利用する
フードマイレージを意識すると、環境にやさしい食のあり方を考え、消費者の立場としてわたしたちができるスモールステップとなり、世界を変えるきっかけにもなります。
次回はフェアトレードについてお伝えしていきますね。