フェアトレードとSDGs:貿易の仕組みで貧困をなくす
フェアトレードという言葉、SDGsの取り組みと合わせてよく聞かれるようになりました。
近年では学校での学習が盛んにおこなわれているので、フェアトレードの認知度が年齢別でみると10代が78%と最も高く、親たちが子どもたちから聞いて初めて知ったということも耳にします。
世界の196の国のうち146、「全世界の約74%」が途上国と呼ばれています。
外務省パンフレット:ODA-世界と地球の未来のために
ユニセフと世界銀行の調査によると、「1日2ドル以下」で暮らしている極度の貧困で、生きるために精一杯の子どもが世界には6人に1人いるといわれます。
そして「5秒に1人」、子どもが亡くなっています。
フェアトレードは、貧困や飢餓をなくす貿易の仕組みです
次回は大量生産の産地についてお伝えしますね
こだま食堂がフェアトレード賞のファイナリストに!
わたしの本業である飲食店こだま食堂
「FOOD MADE GOOD Japan Awards 2023」のフェアトレード賞のファイナリストに選んでいただきました
とても光栄なことです
これからもフェアトレードやサステイナブルな暮らしをわかりやすくお伝えてしていきます!
Posted @withregram • @fairtradejpn 【FOOD MADE GOOD Japan Awards 2023 BESTフェアトレード賞を発表!】
2023年11月20日、日本サステイナブルレストラン協会(SRAジャパン @foodmadegoodjp )の主催による「FOOD MADE GOOD Japan Awards 2023」授賞式が開催され、フェアトレードジャパンより「BESTフェアトレード賞」を発表しました!
FOOD MADE GOOD Japan Awardsは、飲食店・ホスピタリティ業界のグローバルなサステナビリティ評価指標である「FOOD MADE GOODスタンダード」のレーティングにおいて、高得点を獲得したSRA加盟店を表彰するものです。フェアトレードジャパンはSRAジャパンのパートナーとして、特別賞の一つである「BESTフェアトレード賞」の審査を行いました。なお、事務局長の潮崎は今回のアワードの審査員に加え、SRAジャパンのアドバイザーを務めています。
そして今年、初めての「BESTフェアトレード賞」に輝いたのは……
haishop cafe 渋谷スクランブルスクエア店 @haishop_japan です🎉🎉
haishop cafeは、今年5月のフェアトレードミリオンアクションキャンペーンにて、店舗前のイベントスペースを活用したポップアップストアを青山学院大学などの学生約70名と連携して開催。コーヒーの栽培適地の半減が予想されている「コーヒー2050年問題」を体感するため、グラスに半分だけ注がれたフェアトレードコーヒーの価格をお客様に決めていただき売上全額を寄付する「2050年コーヒー」を提供するなど、ユニークな取り組みを通して生活者と市場にインパクトをもたらした点が評価されました。
ファイナリストには、haishop cafeに加え、
・こだま食堂(長野県松本市) @kodamashokudou
・福山オリエンタルホテル cafe rest montrose(広島県福山市) @fukuyama_oriental_hotel
・BOTTEGA BLU.(兵庫県芦屋市) @botte714
の3店舗がノミネートされました。
各レストランは、フェアトレード食材を含む料理・飲み物の提供、SNSへの発信、ワイン会等のイベント開催や、新聞での取組み掲載などにより、フェアトレードの普及に貢献されました👏
サステナブルな調達を実現することは飲食業界の大きな課題となっており、その手段の一つとしてフェアトレードへの注目が集まっています。フェアトレードジャパンでは、今後のさまざまなレストランやカフェ等と連携しながら、フェアトレードの普及に取り組んでいきます。
FOOD MADE GOOD Japan Awards 2023の大賞を含む各賞の受賞レストランおよびファイナリストは、下記のSRAジャパンHPからご覧いただけます。ぜひ、お近くのレストランに足を運んでみてください🍽️
https://foodmadegood.jp/food-made-good-japan-awards-2023/
改めて、「BESTフェアトレード賞」を受賞されたhaishop cafe 渋谷スクランブルスクエア店の皆さん、おめでとうございます!
画像提供:一般社団法人日本サステイナブルレストラン協会、株式会社Innovation Design
おすすめの本「地球再生型生活記」
四井さんちを訪ねたのはちょうど1年前だったでしょうか
安心感のある豊かな暮らしが美しく広がっていて
説明してくださる一つひとつのストーリーに感動のため息
いのちの仕組みが分かる暮らし
パーマカルチャーが持つ未来への可能性を改めて感じました
先月本を出されすぐに購入しました
四井さんファミリーの美しく循環する暮らしを
思い出しながら読ませていただきました
地球再生型生活記~土を作り、いのちを巡らす、パーマカルチャーライフデザイン~
人間が地球で生きていくために
何を意識してどう行動すべきか
様々な視点を持って解説しています
ホントに、人生の教科書ですね
地産地消とは?フードマイレージとは?
地産地消と併せて知っておきたい、フードマイレージという言葉、少しずつですが聞かれるようになりました。これは食料自給率と食料の輸入に関わるキーワードです。
今、日本の食料自給率は先進国では最低水準、38%。つまり6割の食料を輸入に頼っているということになります。
世界中から食料を輸送することで燃料を大量に消費し、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出している、ということにつながっています。
フードマイレージとは、輸入食糧の総重量と輸送距離をかけ合わせ、食料の輸入が地球環境に与える負荷を数値化したものです。
計算方法は簡単で、環境負荷の大きさを比較するときにも便利です。
フードマイレージ
=「食料の輸送量」(トン) x「輸送距離」(キロメートル)
つまり数値が高くなればなるほど、輸送にエネルギーを費やしているということで、環境への負担も高くなっているということです。
日本は約6割を輸入に頼っています。
日本と世界のフードマイレージを比較してみると、主要6か国中、日本の数値がとびぬけて高いことがわかります。
2001年の計算では約9000億トン・キロメートルとなり、韓国やアメリカの約3倍、イギリス・ドイツの約5倍、フランスの約9倍となっています。
フードマイレージを削減するには、日常のちょっとしたことから実践できます。
普段買い物をするときに
①どこで作られているのか意識してみること
②できる限り地元の食材や製品を購入する
③地産地消を心がけているお店を利用する
フードマイレージを意識すると、環境にやさしい食のあり方を考え、消費者の立場としてわたしたちができるスモールステップとなり、世界を変えるきっかけにもなります。
次回はフェアトレードについてお伝えしていきますね。
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地産地消とは?消費者のメリット
今回は地産地消についてです
地産地消という言葉、どこかで聞いたことがあると思います。
「地域生産」と「地域消費」の略語で、地域で生産された農産物を、その地域で暮らす人たちで消費するということです。
昔と違って、今はスーパーへ行けばなんでも手に入る時代です。その食材がどこから来ているのか、気にしなくても、食べることには困りませんが、地球環境やわたしたちの健康を考えると、大いに気にしたいことでもあります。
さて、どんなメリットがあるのでしょう?
消費者にとってのメリット
1つは、自分たちが暮らす場所から近いところで生産されているので、新鮮な農産物を手に入れやすいということ、また、そういった旬のものは栄養価が高く、体にもいいです。
2つ目は、生産者の顔がわかる安心感があります。誰が作っているか、地域の生産者を知ることで、食と農について親近感も生まれます。
3つ目は、地域ならではの農産物を知ることで、地元の食材や伝統的な食文化を知ることができます。近年では学校給食に地元の農産物を使う取り組みが増えています。食べることの大切さや、楽しさを伝える食育活動も盛んになってきています。
次回の投稿は生産者にとってのメリットをお伝えしますね